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帯状疱疹ワクチン(50歳以上)

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帯状疱疹ワクチンの種類

水ぼうそうにかかったことのある人の帯状疱疹予防として、2 種類のワクチンがあります。

・水痘ワクチン「ビケン」

・帯状疱疹ワクチン「シングリックス」

どちらも 50 歳以上の人に接種が可能です。 (任意接種となります)

値段も高く、接種後翌日は副反応も多少出ますが、私個人的な考えとしては せっかく予防するのであれば 効果の高い『シングリックス』をお勧めしています。

 

  水痘ワクチン
「ビケン」
帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数

1回

2回

(1回目の2ヶ月後に2回目。遅くとも6ヶ月後まで)

予防効果

50~59歳:69.8%
60~69歳:64%
70~79歳:41%
80歳以上:18%
※1

50~59歳:96.6%
60~69歳:97.4%
70~79歳:91.3%
80歳以上:91.4%
※2

持続期間 5~7年程度  ※1

10年以上

(11年目以降は延長試験を実施中) ※2

副作用

◆頻度10%以上の副反応
発赤(44.0%)
そう痒感(27.4%)
熱感(18.5%)
腫脹(17.0%)
疼痛(14.7%)
硬結(13.5%)

 

◆重大な副反応
(いずれも頻度不明)
アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎
※3

◆ 頻度10%以上の副反応
疼痛(78.0%)
発赤(38.1%)
腫脹(25.9%)
筋肉痛(40.0%)
疲労(38.9%)
頭痛(32.6%)
悪寒(23.5%)
発熱(17.9%)
胃腸症状(13.0%)

◆重大な副反応
(いずれも頻度不明)
ショック・アナフィラキシー
※4

料金 7,000円(税込み) 22,000円(税込み)/1回
長所
  • 接種が1回で済む
  • 費用が抑えられる
  • 免疫力が低下している人にも接種可
  • 予防効果が高い
  • 効果の持続時間が長い
短所
  • 免疫力が低下している人に接種できない
  • 持続時間が短い(5年を超えると有効性が低下)
  • 2回の接種が必須
  • 費用が高くなる

<引用文献>

※1 ZostavaxのSPS・STPS・LTPS試験(50歳代はZEST試験)
国内での有効性について試験を行っていないため、本質的に同じワクチンとされているZostavaxの試験結果から引用
※2 Shingrix Zoster-006・022・049試験
※3・4 医薬品添付文書(※4の%の数字は、Zoster-006・022試験)